(終了しました)特別企画展「弥生人といきもの2021 貝を知ろう!」

会期:7月22日(木・祝)~9月20日(月・祝)

あいち朝日遺跡ミュージアム(清須市)では、大人のみならず、子供たちにも朝日遺跡や弥生時代について興味を持ち理解を深めてもらうため、弥生時代の人々と様々な「いきもの」との関わりについて紹介する特別企画展を毎年開催していきます。

初めての開催となる今回は「貝」を取り上げ、朝日遺跡の貝塚を主に形成する食用貝3種(ハマグリ、シジミ、カキ)と、弥生時代に腕輪の材料や青銅器のモデルとなった南洋産貝4種(イモガイ、ゴホウラ、オオツタノハ、スイジガイ)について紹介します。

来館者には、小学生から楽しめる展示に関するクイズを載せた「探検ブック」を無料で配布します。あいち朝日遺跡ミュージアム内をくまなく巡ってヒントを探し、全問正解を目指してください。皆様この機会に是非御来館ください。

 

【みどころ】
◆朝日遺跡には全国的にも珍しい弥生時代の大規模な貝塚があります。この貝塚から特に多く出土したハマグリ・シジミ・カキを展示するとともに、貝塚に関連する考古学の基本についてパネルで解説します。

沖縄など南の海でしか採れない貝で作られた腕輪や、それらをモデルとする青銅器を、産地に比較的近く出土例も多い九州北部の出土資料と、産地から遠い愛知県内出土資料とを並べて展示し、弥生時代の文化の広がりを紹介します。

◆南洋産のスイジガイがモデルとされる巴形銅器(ともえがたどうき)は、弥生時代のものが全国で現在36点しか確認されていません。今回、魏志倭人伝(ぎじわじんでん)にも登場する末廬(まつろ)国の王の墓から出土した2点の巴形銅器を、朝日遺跡出土の1点の巴形銅器と並べて展示します。

◆会期中の土曜日・日曜日・祝日には、特別企画展にちなみ、貝を材料にしたアクセサリー製作などの体験プログラムを実施するほか、8月8日(日曜日・祝日)には外部講師を招いての講演会と貝製ブレスレットを当時と同じ道具で作成する親子イベントを開催します。

 

講演会のご案内、募集と受付等は当HP、SNS等で随時発信して参ります。

 

1 特別企画展

(1)会  期 

2021年7月22日(木曜日・祝日)から9月20日(月曜日・祝日)まで

休館日:毎週月曜日※及び8月10日(火曜日)

※8月9日(月曜日・振休)、9月20日(月曜日・祝日)は開館します。

(2)開館時間 

午前9時30分から午後5時まで

(3)会  場

あいち朝日遺跡ミュージアム本館・企画展示室

(4)観 覧 料

一般 300円(250円)、大学生・高校生 200円(150円)

※( )内は20名以上の団体料金(要事前申込)。

※学校行事(高校以下)とその引率者、中学生、障がい者の方及びその付添いの方(1名まで)は無料。

※常設展も観覧できます。

(5)主な展示品 

別紙(主な展示品) [PDFファイル/198KB]のとおり

(6)そ の 他

展示から答えを探すクイズを掲載した「探検ブック」を無料配布します。

 

2 関連講演会

(1)講演会 幻の貝 「オオツタノハ」を追う! ~ブレスレット専用に6,000年間継続使用された謎を解く~

日  時:8月8日(日曜日・祝日) 午前10時から午前11時30分まで

場  所:あいち朝日遺跡ミュージアム 本館・研修室

内  容:オオツタノハは貝輪(貝のブレスレット)に最適かつ極めて稀少な素材として、縄文時代早期から古墳時代まで珍重された貝です。出土地は北海道から沖縄まで分布し、千葉県市原市西広(さいひろ)貝塚、愛知県田原市伊川津(いかわづ)貝塚、鹿児島県種子島広田遺跡は全国有数の出土地として知られます。しかし従来、生息地は大隅(おおすみ)諸島以南と伊豆諸島の鳥島(東京の南約580km)のみとされ、出土例が多い東日本での供給地や、種子島広田遺跡から多数出土する大型貝輪の入手方法が謎でした。講師がこの謎を解明するまでの20年にわたる調査と研究成果について語ります。

講  師:忍澤成視(おしざわなるみ) (市原市教育委員会ふるさと文化課 主幹(博物館準備室長担当))

参 加 費:100円(教材費実費)

定  員:25人(事前申込)※申込多数の場合は抽選

申込期間:7月6日(火曜日)から7月25日(日曜日)まで

申込方法:ミュージアム受付又はミュージアム公式Webページの申込画面からお申込みください。

(終了しました)

(2)講座ヒストリーカフェ 「おいしい貝 たからものの貝」

日  時:9月11日(土曜日) 午後1時30分から午後2時30分まで

場  所:あいち朝日遺跡ミュージアム 本館・研修室

内  容:企画展をより深く理解し楽しめるよう、展示で紹介している貝や資料について、その特徴などをより詳しく紹介します。

講  師:田中恵美(たなかえみ) (あいち朝日遺跡ミュージアム学芸員)

参 加 費:無料

定  員:25人(事前申込) ※申込多数の場合は抽選

申込期間:8月11日(水曜日)から8月29日(日曜日)まで

申込方法:ミュージアム受付又はミュージアム公式Webページの申込画面からお申込みください。

(応募フォームはこちら)

 

3 関連イベント

(1)「親子で挑戦!貝のブレスレットづくり」

日  時:8月8日(日曜日・祝日)

1回目:午後1時30分から午後3時まで

2回目:午後3時30分から午後5時まで

場  所:あいち朝日遺跡ミュージアム 本館・研修室

内  容:古代の貝のアクセサリーについて授業を受けた後、朝日遺跡でも出土しているベンケイガイを材料に、シカ角のハンマーや砥石などの当時と同じ道具を使って、 貝輪(貝のブレスレット)づくりに挑戦します。完成した貝輪は持ち帰ることができます。

講  師:忍澤成視(おしざわなるみ)(市原市教育委員会ふるさと文化課 主幹(博物館準備室長担当))

参加費:1,000円(1組あたり)

定  員:各回10組ずつ、合計20組(事前申込) ※申込多数の場合は抽選

申込方法:ミュージアム受付又はミュージアム公式Webページの申込画面からお申込みください。

(募集ページ、フォームはこちら)

申込期間:7月6日(火曜日)から7月25日(日曜日)まで

申込条件:

○応募は組単位となります。(1組は2名または3名)

○1組には子供(小中学生)1名と、作業を見守れる大人(高校生以上)1名を必ず含めてください。未就学児、子供のみ、大人のみでの応募はできません。なお、親子でなくても応募できます。

○参加費は1組あたりの人数に関わらず同額となります。

 

(2)古代体験プログラム

日  時:7月3日(土曜日)から9月26日(日曜日)までの土曜日・日曜日・祝日※

※8月8日(日曜日・祝日)は開催しません。

午後3時から(各日1回開催)

場  所:あいち朝日遺跡ミュージアム 本館・体験学習室

定  員:各回先着5人

申込方法:当日ミュージアム窓口で受付(事前予約はできません。)

内  容:

7月 高坏(たかつき)を作ろう(所要時間 60分、参加費 500円)

8月 貝殻風鈴づくり(所要時間 60分、参加費 1000円)

9月 貝殻アクセサリーづくり(所要時間 60分、参加費 500円)

 

4 連絡先

あいち朝日遺跡ミュージアム
住所:愛知県清須市朝日貝塚1番地
担当:田中、梅本
電話:052-409-1467
メール:asahi-site-museum@pref.aichi.lg.jp

特別展・企画展一覧に戻る