企画展「弥生ファッション~紡ぐ、織る、染める」

あいち朝日遺跡ミュージアムでは、弥生時代の衣服をつくる技術、装身具をテーマとした企画展を開催します。

布を織る技術は、縄文時代の終わり頃に大陸から導入され、弥生時代に全国へと広まりました。縄文時代にも編む技術はありましたが、機織り具を使って織る技術が導入されたことは、布づくりへの画期的な進歩だったと考えられ、それ以降、目の細かい布は機織り具でつくられるようになりました。

本企画展では、弥生時代の遺跡から出土した布づくりに関する道具や、布の痕跡が付いた土器などを展示し、弥生時代の機織りの技術や染色の技術を紹介するとともに、当時の人々が身に着けていた様々な装身具を展示し、弥生時代の人々がどのようにファッションを楽しんでいたかを紹介します。

この機会に皆様の御来館をお待ちしています。

 

【企画展「弥生ファッション~紡ぐ、織る、染める」チラシ】

 

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<みどころ>   <1 企画展>   <2 関連講演会>   <3 関連イベント>

みどころ

◆弥生時代の繊維の痕跡や、糸づくりから布づくりまでに利用する様々な道具を展示し、弥生時代の機織りの技術について考えます。

◆石川県小松市の八日市地方遺跡出土品から、初公開となる樹皮製品(重要文化財)を展示します。

◆遺跡から出土した布などの分析から分かる、染色の材料、技術について紹介します。

◆各地の装身具を展示し、弥生時代の人々がどのように身を飾っていたかを紹介します。

◆朝日遺跡出土品から、紡錘車、布送具、緯打具(いずれも重要文化財)などの機織りに関係する資料を展示します。また、初公開となる骨角製の装身具を展示します。

1 企画展

(1)会期  2025年10月18日(土)から12月14日(日)まで

休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)

「あいちウィーク」1121日(金)から11月27日(木)まで期間中の11月25日(火)は開館し、11月28日(金)は休館します

(2)開館時間  午前9時30分から午後5時まで

(3)会場  あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(企画展示室)(愛知県清須市朝日貝塚1番地)

(4)観 覧 料  一般 300円(250円)、大学生・高校生 200円(150円)

※( )内は20名以上の団体料金(要事前申込み)。

※学校行事(高校以下)とその引率者、中学生以下、障がい者の方及びその付添いの方(1名まで)は無料。

※常設展も観覧できます。

「あいちウィーク」(1121日(金)から11月27日(木)まで期間中は、観覧料が無料です

2 関連講演会

(1)講演会「弥生時代の麻の糸づくりと布織り」

日時:2025年11月2日(日)午後1時30分から午後3時まで

場所:あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(研修室)

内容:弥生時代の人々はどのような衣服を着ていたのでしょうか。遺跡から出土した紡織に関する資料を基に、麻の糸づくりから布を織るまでの技術について紹介します。また、現代のアジアの少数民族に伝わる機織り技術の例などから、私たちの暮らしの中の手仕事についても考えます。

講師:東村 純子氏(福井大学准教授)

参加費:無料

定員:50人(要事前申込み)

申込方法:ミュージアム窓⼝⼜は下記の応募フォームからお申し込みください。

申込期間:2025年9月18日(木)から10月19日(日)まで

※申込多数の場合は抽選とします。抽選の有無に関わらず、参加いただける方にはメール等で10月24日(金)までに連絡します。

 

【応募はこちら】

 

 

(2)シンポジウム「骨角貝製装身具類からみた弥生社会」

日時:2025年11月30日(日)午前10時から午後4時30分まで

場所:あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(研修室)

内容:骨・角・牙や貝殻などの動物性素材を用いた装身具は、当時の社会性・精神性がよく表れている象徴的な資料です。本シンポジウムでは、骨角貝製装身具類(装身具・儀式用の道具などの総称)の分析を通して、縄文時代から弥生時代への社会の変化や集団関係の変遷について検討します。

登壇者:①木下尚子氏(熊本大学名誉教授) 講演「腕輪習俗からみた弥生社会」

②川添和暁氏(愛知県埋蔵文化財センター調査研究専門員/明治大学資源利用史研究クラスター) 発表1「本州・四国・九州域の弥生時代骨角貝製装身具類」

③青野友哉氏(東北芸術工科大学教授) 発表2「北海道島・続縄文期の骨角貝製装身具類」

④吉永亜紀子氏(総合研究大学院大学総合進化科学研究センター連携研究員) 発表3「弥生時代の出土動物遺存体と骨角器素材利用-関東地方、北陸地方、中国地方の事例から-」

⑤米田穣氏(東京大学総合研究博物館教授) 発表4「土井ヶ浜遺跡出土人骨における生前の食生活と装身具の関係」

※講演・研究発表の後、登壇者による討論を行います。

参加費:無料

定員:50人(要事前申込み)

申込方法:ミュージアム窓⼝⼜は下記の応募フォームからお申し込みください。

申込期間:2025年9月18日(木)から11月16日(日)まで

※申込多数の場合は抽選とします。抽選の有無に関わらず、参加いただける方にはメール等で11月21日(金)までに連絡します。

【応募はこちら】

 

※シンポジウムの詳細については、あいち朝日遺跡ミュージアム公式Webサイト(https://aichi-asahi.jp/)及び明治大学資源利用史研究クラスターの公式Webサイト(https://resourceutilization.wordpress.com/)で御案内します。

 

(3)講座ヒストリーカフェ「あさひムラの弥生ムラぐらし~染織編」

日時:2025年12月6日(土)午後1時30分から午後2時30分まで

場所:あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(研修室)

内容:展示資料の解説をするとともに、ベニバナを使った染色実験を行いながら、現在ミュージアムで試行している様々な取組について紹介します。

講師:松本彩(あいち朝日遺跡ミュージアム主任学芸員)

参加費:無料

定員:25人(要事前申込み)

申込方法:ミュージアム窓⼝⼜は下記の応募フォームからお申し込みください。

申込期間:2025年9月18日(木)から11月23日(日)まで

※申込多数の場合は抽選とします。抽選の有無に関わらず、参加いただける方にはメール等で11月28日(金)までに連絡します。

 

【応募はこちら】

3 関連イベント

(1)古代体験プログラム

日時:2025年10月4日(土)から12月27日(土)までの土・日・祝日 午後3時から(各日1回開催)

場所:あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(体験学習室)

内容:10月 ミニチュア石包丁づくり(所要時間45分、教材費50円)

11月 貝殻アクセサリーづくり(所要時間45分、教材費50円)

12月 稲わらを使って正月飾りをつくろう(所要時間60分、教材費250円)

定員:各回先着10人

申込方法:当日、ミュージアム窓口にてお申し込みください。(事前予約はできません。)

 

(2)あいちウィーク特別企画「朝日遺跡弥生ウィーク」

日時:2025年11月21日(金)から11月27日(木)まで

参加費:無料

申込方法:当日、ミュージアム窓口で申込み(事前予約はできません。)

 

①「土器拓本づくり」

場所:あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(研修室)

時間:午前10時から正午まで、午後1時から午後4時まで(所要時間30分)

定員:各日100名

②「あいち朝日遺跡ミュージアム探検隊」

場所:あいち朝日遺跡ミュージアム(本館企画展示室1・2、史跡貝殻山貝塚交流館、国指定史跡貝殻山貝塚及び復元建物等)

時間:第1回 午前10時30分から  第2回 午後2時30分から(所要時間60分)

定員:なし

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