八日市地方遺跡(石川県小松市)は、北陸地方を代表する弥生時代の集落です。地元で産出する石材を用いた勾玉(まがたま)・管(くだ)玉(たま)、農具や容器類をはじめとする木製品等、出土品の製作技術や完成度は極めて高く、小松市が所蔵する1,020点は国の重要文化財に指定されています。
また、朝日遺跡をはじめとする東海地方の弥生文化と関係する出土品も多く、両地域の間には密接な交流があったことをうかがうことができます。
本企画展では、重要文化財八日市地方遺跡出土品をはじめ、(公財)石川県埋蔵文化財センターの行った発掘調査により出土した最新の出土品、金沢市が所蔵する出土品などにより、北陸地方の特徴的な弥生文化と東海地方の弥生文化との関係について紹介します。
【「北陸の弥生文化」展チラシ表】
【「北陸弥生文化」展チラシ裏 】
みどころ
◆八日市地方遺跡の出土品を中心に、東海地方の影響を受けた土器、石器、玉作り技術などを通じて、
北陸地方と東海地方との密接な交流を紹介します。
◆小松市が所蔵する重要文化財「八日市地方遺跡出土品」のうち、
土器・土製品、石器・石製品、木器・木製品約40点を展示します。
◆(公財)石川県埋蔵文化財センターの発掘調査で出土した
柄付鉄製ヤリガンナ(木の表面を削る工具の一種)を展示します。
◆金沢市が所蔵する西念・南新保遺跡出土品から木製高杯、桶など石川県指定文化財4点を展示します。
企画展概要
(1)会 期 2022年10月22日(土)から12月18日(日)まで
休館日:毎週月曜日
(2)開館時間 午前9時30分から午後5時まで
(3)会 場 あいち朝日遺跡ミュージアム本館(企画展示室)
(4)観 覧 料 一般 300円(250円)、大学生・高校生 200円(150円)
※( )内は20名以上の団体料金(要事前申込み)。
※学校行事(高校以下)とその引率者、中学生、障がい者の方及びその付添いの方(1名まで)は無料。
※常設展も観覧できます。
講演会・講座【受付終了】
(1)講演会 「日本海側における東西弥生文化の結節点―八日市地方遺跡―」
日 時:2022年11月6日(日) 午後1時30分から午後3時まで
場 所:あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(研修室)
内 容:八日市地方遺跡は、本州中央に位置する日本海側における生産と交易の拠点遺跡で、
特産品である碧玉(へきぎょく)製玉作りを盛んに行い、広域な交易を担った遺跡でした。
本講演では、太平洋側に所在する朝日遺跡とも比較しつつ、日本海に華開いた弥生時代中期の世界を紹介します。
講 師:下濱 貴子(小松市埋蔵文化財センター所長)
参 加 費:無料
定 員:50人(要事前申込み)※申込多数の場合は抽選
申込方法:ミュージアム受付又はミュージアム公式Webページの応募フォームからお申し込みください。
申込期間:9月23日(金・祝)から10月23日(日)まで
※10月26日(水)~先着順で10名様追加募集を行います。
(2)講座ヒストリーカフェ 「弥生時代、北陸と東海のイイ関係」
日 時:2022年12月3日(土) 午後1時30分から午後2時30分まで
場 所:あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(研修室)
内 容:八日市地方遺跡の出土品には、東海地方を代表する朝日遺跡と共通する要素、
あるいはその影響を受けたものがみられます。日本海と太平洋、本州の南北に
位置する両遺跡の関係を土器や石器など、出土品から探るとともに、
企画展のみどころを紹介していきます。
講 師:原田 幹(あいち朝日遺跡ミュージアム学芸員)
参 加 費:無料
定 員:25人(要事前申込み) ※申込多数の場合は抽選
申込方法:ミュージアム受付又はミュージアム公式Webページの応募フォームからお申し込みください。
申込期間:9月23日(金・祝)から11月20日(日)まで
関連イベント
古代体験プログラム
日 時:2022年10月1日(土)から12月25日(日)までの土・日・祝日
午後3時から(各日1回開催)
場 所:あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(体験学習室)
定 員:各回先着10人
申込方法:当日ミュージアム受付で申込み(事前予約はできません。)
内 容:10月 ミニ磨製石器づくり(所要時間45分、教材費100円)
11月 弥生土偶をつくろう(所要時間60分、教材費300円)
12月 おうちで焼ける!ミニ土器づくり(所要時間60分、教材費600円)
その他
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入館に際しては、以下の点に御協力をお願いします。
(詳細は下記公式Webページを御確認ください。)
・マスク着用
・入館時の検温及び手指消毒
・平熱と比べて高い発熱がある場合等の来館自粛
申込・お問い合わせ
あいち朝日遺跡ミュージアム
住所:〒452-0932 愛知県清須市朝日貝塚1番地
電話:052-409-1467
メール:asahi-site-museum@pref.aichi.lg.jp
公式Webページ:https://aichi-asahi.jp/