【終了しました】2021.2月 弥生セミナー

【受付終了】学芸員による朝日遺跡弥生セミナー(2月)

(申し込みの受付は終了しました)
毎回テーマを決め、あいち朝日遺跡ミュージアムの学芸員による
朝日遺跡に関連したお話をさせていただきます。
2月のテーマ「弥生人とシカ狩り」
朝日遺跡から出土した石鏃が刺さったシカの骨。科学的な調査により、弥生時代のシカ狩りの様子を明らかにしていきます。
(お申し込みの前にお読みください)
このご時勢のため
事前申し込みによる抽選とさせていただきます。
抽選後、当選者にはメール通知させていただきます。
何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
(下記ご案内にあるフォームへお進みいただきお申し込みください)
<概要>
日時:2月20日(土) 午後1時30分-午後2時30分
場所:あいち朝日遺跡ミュージアム本館研修室
講師:原田幹(あいち朝日遺跡ミュージアム学芸員)
料金:聴講無料
定員:20人(事前申込による抽選となります)
※展示室の見学には別途観覧料が必要です。
応募受付:2/11到着分まで有効
【受付終了しました】

実施レポート

今回は「弥生人と狩り」というテーマ。

2月20日(土)13:30~14:30

 

あいち朝日遺跡ミュージアムの基本展示室1でご覧いただけるジオラマにも再現された鹿狩りのシーン。このジオラマにはちゃんと意味があり、鹿のいる場所とそれを狙う弥生人の場所、角度等も発掘された鹿骨から推測されています。まるで事件現場のようですね(笑)。さらに驚くのはこの矢が刺さったものの当たりどころがよかったのか鹿はいちど生き延びたようです。CTスキャンの結果、刺さった鏃のまわりから骨が修復され盛り上がっていることがわかったのです。この鹿骨に刺さった石鏃は重要文化財で、開館記念展第一期の企画展示室で展示していました。現在は公開しておりません。

このように小さな遺物、骨に刺さった石鏃から研究を進めるとわかることがあって、そうした研究の成果もこのジオラマに盛り込まれていることを感じながら見ていただけたら面白いと思います。

ほか、弥生時代に鹿は神様の遣いと考えられていた? とか、当時は鹿の絵が多く描かれている話や現代でも残る鹿の神事など鹿にまつわるお話の1時間でした。

 

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