
あいち朝日遺跡ミュージアムは、考古学や歴史の研究に取り組む学生たちの情熱を応援する「朝日遺跡学生フォーラム」を開催します。学生が自ら講師となり、当館の資料や調査を通して得た最新の研究成果を発表します。どなたでも聴講いただけますので、ぜひ若き研究者による考古学の最先端に触れてみてください!
会場:あいち朝日遺跡ミュージアム (研修室)
参加費:無料(※展示室の観覧は別途有料)
定員:各日先着50名(当日9:30より整理券配布)
2026年2/14(土)13:30~15:00
「もう一つの窓を持つ土器-朝日遺跡出土手焙形土器-」
安達 友隆氏(南山大学大学院 博士前期課程1年)
朝日遺跡から出土した窓を持つ土器には、円窓付土器のほかに手焙形土器がある。両者は窓を有する点で共通するが、製作方法や利用方法において大きく異なる性格を持つ。手焙形土器は近江で出現した祭祀用土器と考えられている。しかし、朝日遺跡の出土資料には近江から搬入された土器は見られず、様々な地域で在地化した手焙形土器の情報が組み合わされて製作されていることが明らかになった。手焙形土器がどのような背景のもと受容されたのか、考えたい。
2026年02/28(土) 13:30~15:00
「朝日遺跡から出土したパレススタイル土器群の性格」
白川 美冬氏(東海大学大学院 博士課程後期3年)
弥生時代後期の朝日遺跡を特徴づけるアイテムの一つに、「パレススタイル土器群」がある。パレススタイル土器群とは、弥生時代後期から古墳時代前期にかけて濃尾平野を中心に分布する赤彩土器を指す。とくに弥生時代後期は、壺や高坏、器台など様々な器種に赤彩が認められ、最も華やかな装飾が施された時期としても知られている。今回の報告では、朝日遺跡から出土したパレススタイル土器群の特徴を整理したうえで、これらがどのような背景のもとで出現したのかを考えてみたい。