鳥取県では、国史跡「青谷上寺地遺跡」(鳥取県鳥取市)で発見された人骨を元に
「青谷弥生人」の顔を復元した像(復顔像)を制作しています。
最初に制作された「青谷 上寺朗は、そっくりさんの募集などで全国的に話題となり、
鳥取県が企画した「青谷弥生人ミュージアムキャラバン」※の一環として、
2022年秋にあいち朝日遺跡ミュージアムにおいても展示しました。
本年3月には、「鳥取県立青谷かみじち史跡公園」の開園に合わせ、
2体目の復顔像として10代前半の少年像が公開されるとともに、
公募により7月に「青谷来渡(あおやらいと)」と命名されました。
この度、ミュージアムキャラバンが第2弾として再びあいち朝日遺跡ミュージアムにやってきます。
「青谷 来渡」は鳥取県外では初公開となりますので、この機会に是非あいち朝日遺跡ミュージアムに御来館ください。
【とっとり弥生の王国青谷上寺地遺跡から今度は弥生の少年がやって来た! チラシ】
※「青谷弥生人ミュージアムキャラバン」(主催:鳥取県)
全国の博物館を青谷弥生人が訪ね、「青谷上寺地遺跡」をPRします。弥生人の復顔像のほか、遺跡から出土した貴重な実物資料を展示します。(第1弾は2022年6月から2023年7月まで実施し、今回は第2弾。)
1 ミュージアムキャラバンによる展示
(1)会場 あいち朝日遺跡ミュージアム本館 企画展示室
(2)開催期間 2024年9月21日(土)から10月14日(月・祝)まで 休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
(3)開館時間 午前9時30分から午後5時まで
(4)展示内容
ア 「青谷弥生人」の復顔像(弥生の少年「青谷来渡」)
青谷上寺地遺跡で発見された人骨を元に制作された「青谷弥生人」の2体目の復顔像「青谷来渡」(公募により2024年7月に命名)を展示します。
イ 第20次発掘調査速報展
2022年度から2023年度に鳥取県が実施した青谷上寺地遺跡の第20次発掘調査で出土した人骨や遺物を鳥取県外で初めて展示し、最新の調査成果をお知らせします。
ウ 「地下の弥生博物館」青谷上寺地遺跡展
国重要文化財指定品に準ずる貴重な実物資料の展示により、その保存状態の良さと豊富さから「地下の弥生博物館」と称される青谷上寺地遺跡のあらましを紹介します。
(5)展示観覧料 無料
※企画展示室のみの観覧は無料ですが、ミュージアム常設展の観覧には以下の観覧料が必要です。
・常設展観覧料 一般 300円(250円)、大学生・高校生 200円(150円)
※1 ( )内は20名以上の団体料金(要事前申込み)。
※2 学校行事(高校以下)とその引率者、中学生以下、障がい者の方及びその付添いの方(1名まで)は無料。
2 関連講座
(1)講座1「青谷上寺地遺跡出土人骨の研究-港湾集落に集いし人びと-」
日時:2024年9月21日(土)午前10時から午前11時30分まで
場所:あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(研修室)
内容:弥生時代に日本海沿岸地域を代表する港湾集落として賑わっていた青谷上寺地遺跡。
この遺跡にどのような人々が集い、暮らしていたのか。
紀元2世紀に埋まった溝から発見された大量の人骨から見えてきた集団像、社会的環境に関する新たな知見を紹介します。
講師:濵田竜彦氏(鳥取県立青谷かみじち史跡公園 課長補佐)
参加費:無料
定員:50人(要事前申込み)
申込方法:ミュージアム窓口又は下記応募フォームからお申し込みください。
申込期間:2024年8月22日(木)から9月8日(日)まで
※申込多数の場合は抽選とします。抽選の有無に関わらず、参加いただける方にはメール若しくは電話で9月13日(金)までに連絡します。
終了しました。
(2)講座2「第20次発掘調査の最新速報」
日時:2024年10月14日(月・祝)午後1時30分から午後3時まで
場所:あいち朝日遺跡ミュージアム本館(研修室)
内容:2022年度から2023年度に鳥取県が実施した青谷上寺地遺跡の第20次発掘調査では、
約600点の人骨が出土し、多数の人骨が見つかった謎を解明する手がかりとなりそうな事実が判明しつつあります。
最新の調査成果をお知らせするとともに、大量に出土した魚骨、動物骨に基づく漁労※や家畜に関する研究成果について解説します。
※漁労:魚介類・貝類や海藻を採取すること
講師:門脇隆志氏(鳥取県立青谷かみじち史跡公園 文化財主事)
参加費:無料
定員:50人(要事前申込み)
申込方法:ミュージアム窓口又は下記応募フォームからお申し込みください。
申込期間:2024年8月22日(木)から9月29日(日)まで
※申込多数の場合は抽選とします。抽選の有無に関わらず、参加いただける方にはメール若しくは電話で10月4日(金)までに連絡します。
終了しました。